ケアウィル笈沼清紀さんから学んだ、スタートアップの現実と戦略
先日、TiB(Tokyo Innovation Base)のイベントに参加させていただきました。TiBとは、東京都が提供する2024年5月に本格オープンした日本最大級のスタートアップ支援拠点です。そのイベントには、株式会社ケアウィルの代表、笈沼清紀さんが登壇し、起業家が学びを得るための貴重な機会となりました。私も駆け出しの起業家として参加させていただきました。株式会社ケアウィルの代表である笈沼清紀さんは、ITコンサルティングやM&Aアドバイザリー、経営企画など多岐にわたる職歴を経て、2019年に「ケアウィル」を創業しました。笈沼さんは、父親の闘病生活を支える中で病院着の無個性さに違和感を覚え、他の人が同じ後悔をしないようにとケア衣料の開発を決意。東京都等の支援制度やクラウドファンディング等を活用して資金を調達。今後は製品とブランドの認知を広めるフェーズに入り、専門職とのパートナーシップを強化し、「服の不自由」を解消するビジョンを追求しています。そのイベントでは、輝かしい経歴を持つ笈沼さんが直面しているビジネスの現状についてお話を伺いました。キラキラしたスタートアップの話ではなく、現実的な話を聞かせていただき、非常に勉強になりました。3年くらいで息切れしてしまう起業家も多いそうです。特に印象的だったのは、現状のケア衣料にデザイン性が欠けているという着眼点から製品を作り、知的財
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