「世間の事件簿:言いたい放題!」Vol.10:少子高齢化と働き方改革
日本では、出生率の低下による若年齢者の減少と平均寿命の向上で人口に占める高年齢者の割合が増加する少子高齢化が進行しており、働き手の減少による「社会保険料負担増加」や、年金額が現役世代の平均的な手取り金額より大幅に減少する「所得代替率の低下」などさまざまな問題が生じます。【少子化の定義】少子化とは、人口を維持するのに必要な合計特殊出生率が2.08を下回った状態です。合計特殊出生率は、人口の増加率を示す代表的な指標のひとつで、15歳から45歳までの女性が一生のうちに出産する子どもの人数を表しています。これが継続すると、将来的には人口が減少に転じるといわれ、経済・社会活動などにデメリットをもたらします。【高齢化の定義】高齢化は人口に占める65歳以上の高齢者の割合が高まっている状態です。高齢化には段階があり、総人口に占める高齢者の割合が7%超で「高齢化社会」、14%超で「高齢社会」、21%超で「超高齢社会」と推移していきます。日本は1970年に高齢化社会へと移行し、1994年には高齢社会に、2007年には超高齢社会に突入していますし、2025年には高齢者の割合が30%にも達すると予想されています。日本の人口は50年間で3分の2になると言われておりまして、もうそうなれば国家の形態そのものが根幹から変わってしまいます。【働き方改革】日本人の働きすぎを是正すべき動き出した制度です。労働時間の上限
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