在京のテレビ通販は足元でどのように推移しているのか。前期実績を振り返りつつ、今後の拡大対策など各社の動向を見る
在京テレビキー局5社が手がけるテレビ通販事業の前期(2024年3月期)の業績が出そろった。前年はコロナ禍に伴う巣ごもり消費増の反動減などで各社とも苦戦を強いられたが、当期はDINOSCORPORATIONは2ケタ減収となったが、おおむね堅調でロッピングライフやTBSグロウディア、テレビ東京ダイレクトは増収となり、日本テレビも微減にとどめた。コロナ禍からの反動減の影響から脱し、独自商品の開発や新たな売り場の確保など今後の拡大策に向けた展開が各社で今期以降、加速していきそうだ。
テレビ通販各社の上期動向
テレビ朝日「ロッピングライフ」は堅調に増収
ロッピングライフの前期の総売上高は前年比7.0%増の182億1700万円。このうち、番組グッズなどのネット販売を含めた通販売上高は同6.3%増の178億3600万円だった。
前期累計で4億6000万円を売り上げた内転筋運動ボール「東急スポーツオアシス フィットネスクラブがつくったスタイリーボール」のほか、安眠枕「西川 睡眠Labo ピローマットSoft」(前期累計売上高3億8000万円)、口腔洗浄器「トゥースジェット」(同3億6000万円)、調理器具「電子レンジ調理器 ムテキレンジ」(同3億円)、マッサージ器「ルルドプ
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