最近の日本の物価上昇は国際的な資源・原材料価格の上昇と円安によって引き起こされている側面が強いため、賃金が上がり、消費が増え、国内の需給バランスが改善して物価が上昇していくという好循環に入っているわけではありません。 事実、実質賃金のマイナスは続いていますし、GDPベースの実質個人消費は2024年1〜3月期まで4四半期連続で減少しています。4四半期連続の縮小は、リーマンショック時(09年1〜3月期)以来で極めて異例です。4〜6月期も個人消費はマイナスの伸びになった可能性が高いです。 成長型経済に移行しているという認識は誤りで、まだデフレに戻るリスクは残っています。 日銀が追加利上げをした本当の理由は、賃金と物価の好循環が確認できたからではなく、日米の金利差を縮小させて過度の円安を是正することが狙いだったとしか言いようがありません。まだまだ円安傾向で長期的な流れはロングで大丈夫です。絶好のチャンスと思われるのでナンピンでロングポジション推奨。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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