感情が爆発するXは、広告プランナーにとってインサイトの宝庫
ユーザーインサイトの宝庫であるX(Twitter)は、広告キャンペーンの構築に、いまや欠かせない存在です。本連載では、Xのクリエイティブ戦略集団「Next」と電通が100件以上の広告キャンペーンの研究を重ねて編み出したCXプランニングのステップ「4X」を紹介しています(4Xの概要は、こちら)。
前回に続き、本記事でも「ステップ1・eXplore」を取り上げます。「Xを使ってどのようにターゲットのインサイトを発見するか」について、M-1グランプリ(以下、M-1)とNetflixの韓国ドラマのプロモーションを手掛けた、電通のクリエーティブディレクター・有元沙矢香氏に、X社の中川百合氏が話を聞きました。
前年盛り上がったXのポストが、M-1のプロモーションの出発点
中川:今日はよろしくお願いします。Xで話題になるプロモーションを手掛けるクリエイターの方々は、アイデアができる前の段階からXを見て、ユーザーの強いインサイトからアイデアに落とし込んでいる印象があります。M-1も毎年、Xを活用して大きなムーブメントを起こしていますよね。
有元:私は2018年からM-1のプロモーションを担当しています。毎年、主催社の朝日放送テレビさん、吉本興業さんと一緒に、その年の大会のコンセプトを考え、コンセプトをもとにして大会のポスター、
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