設計者にCAE教育を行い設計者自身がCAEを出来るようにすることや、簡単な解析は設計者自身に行ってもらい解析専任者は複雑な非線形解析をするために設計者をわざわざ教育する必要があるのか?私は設計者CAE の推進には反対の立場である。むしろ設計者は本来の設計業務に注力し、簡単な解析であっても解析専任者がするべきであるという立場だ。設計者CAE 教育にかける時間をむしろ設計者と解析者のコミュニケーション力向上に注力すべきである。その理由は明確で、設計者CAE の推進は、解析ベンダーが解析ソフトを売るための戦略だということだから。設計者の意図をきちんと汲めない解析者の意識改革やコミュニケーション向上のコストを払うくらいなら設計者自身がCAE を出来るようにする方が楽だということだからである。これらは問題の本質に蓋をしあたかも設計者ができるようにした方が解析者も下請的解析依頼をする必要がないというもっともらしい口実である。もちろんスーパー設計者がいて、設計も解析もすべて一人でこなせるに越したことはないが、設計も解析もそれぞれ専門特化した領域の中でそのすべてを一人で行うことは現実的ではないと思う。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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