「失われた30年」から、さらに
「失われた30年」から、さらに1. K教授の問題提起2. 「失われた30年」から、さらに沈む日本企業 :スイスのビジネススクールIMD調査より3.「失われた30年」を底支えしている日本の労働者 :ランスタッドのグローバル調査より1.]「失われた30年」から抜け出そうとしている、と言う記事が最近目に付くようになった。その際に、思い出すのが、5月に新聞紙上で観た片山杜秀 慶応義塾大学教授の言葉だ。氏は次のように発言している。要約すると、 「失われた30年」という言葉自体に日本人の歴史的思考における衰弱を感じる。そう表現する言葉の裏には「世界第2位の経済大国」「ジャパンアズンンバーワン」と言った成功モデルにいつかは戻れる期待を持っているのだろう。しかしそれは、戦後の日本の中の常識だけで考えているだけで、実は日本は戦後、非常に安定的な世界秩序の中で、たまたま繁栄できただけなのだ。米国のお陰で防衛予算に金を掛けずに国家の生産力、人材を経済に集中できたことが、ものすごく大きかったと見る。日本人は、この例外的な状況が当たり前だと思い、いまだにそこから抜け出せない。長い歴史を振り返ると、この常識がかなり偏ったものだと判る。日本
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