プロジェクトマネジメントは、混じり合う不確定変数の連鎖を仮説で断ち切ること
これまで割と大きめで複雑なプロジェクトをマネジメントする経験をしてきたので、一般的にいうPM的なのは得意な方なのですが、プロジェクトマネジメントが機能していない案件を見ると、そのほとんどが「不確定の変数の連鎖から抜けられていない」ということです。 「これが決まってないから、あれが決められない。だけど、あれを決めるにはそれがわからないと進められない」そんな堂々巡りで滞っているプロジェクトをたくさん見てきました。 そうですね、例えば新しい飲み会の企画をして欲しいと頼まれたとします。まず、人数が決まらないとお店も選べない。人数を決めるにはどの人まで声かけるか決めないとわからない。声をかけるにしても、いつ、いくらで、どんな企画をするのかがわからないと声かけられない。企画をするにしても、どのくらい集まるかによって予算も変わるので、できることが変わる… とまあ、こんな感じです。「新しい飲み会」というホワッとしたお題は、往々にしてこのように主軸となるものが決まっていません。だから、場所を探すのも予算を立てるのも、日付を決めるのも、ずっと堂々巡りになるんですよね。これが「混じり合う不確定変数の連鎖」です。 飲み会じゃなくても、「面白いことやろう!」とか「盛り上がりそうだから何かやりましょう!」みたいな同期のプロジェクトも大体こうなります。 では、この不確定変数の連鎖から抜け出すにはどうしたらいいか
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