シン・宣伝部へ。「マーケティング組織」への変革の潮流
今、さまざまな業種でDXが進み、従来よりも多くの顧客接点(コンタクトポイント)でサービスを提供することが増えています。
こうした時代に企業が陥りがちなのが、事業部の“サイロ化”です。
顧客接点ごとにマーケティング活動がバラバラにならず、会社全体として活動を統合・最適化するにはどうしたらいいのでしょうか?
本稿では、これまで多くの企業の組織改編を支援してきた電通コンサルティングの魚住高志が、主に「宣伝部の改変」によるマーケティング機能の統合についてお話しします。
※本稿での「宣伝部」とは、広告・プロモーションの部門や、広報・IR部門など、パブリックリレーションズを行う部署全般を指しています。
<目次>
▼顧客接点が増えるほど、事業部の“サイロ化”が進む
▼宣伝部組織改変、4つのパターン
▼シン・宣伝部への変革支援、3つのステップ
▼顧客接点の統合は、小さく始めて大きく育てる!
顧客接点が増えるほど、事業部の“サイロ化”が進む
今、企業内、特に大企業内における宣伝部の改変が加速しています。
その背景として、デジタルでの顧客接点の多様化に伴い、企業内で
「顧客接点を保有する部署・組織」
が乱立していることが挙げられます。
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