篤志家(フィランソロピスト)が社会貢献活動を行う際には、目標とする変革の実現に向けて、自分が提供する資金を本当に役立てたいのであれば、適切な投資モデルを持つ必要がある。しかし、必要とされる支援ではなく、細かな干渉を行うことで、資金受領者に高い資本コストを課し、かえって活動の妨げになるケースは多い。有能な篤志家は資金提供の対象者や適切な支援のやり方を心得ている。方法は大きく4つある。(1)優れた非営利組織をつくる、(2)世論と政府を変える、(3)仲介組織を設立する、(4)調査を通じて解決法を編み出す、というものである。目的に最も合った方法を見極めた後、それに沿って適切な活動を組み立てていく。金銭的な支援以外にも、果たすべき役割、提供できる資源、構築すべき人間関係を検討し、適切な関わり方をすることで、本当に効果的な支援活動が可能になる。
Source: ハーバード
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