ある企業では、とりわけ重要な意思決定については、CEOがあらかじめCFOら数人の側近に相談し、経営委員会はそれを追認するだけであった。経営委員会はいったい何のためにあるのか。はたして側近は必要なのか。筆者によれば、バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガー、マイクロソフトのビル・ゲイツとスティーブ・バルマーのように、側近は不可欠な存在であり、経営委員会と比較したり、その軽重を問うたりすることは無意味であるという。また、同僚との調査結果をひも解きながら、多くのCEOが両者を正しく活用できていないため、その活用法を見直すべきであると訴える。実際、経営委員会では概して総論が議論されるがむしろ各論を議論する、側近はおのずと少人数であるからややこしい意思決定にもっと利用するなど、改善の余地はまだまだある。本稿では、CEOの意思決定の質を向上させるという目的の下、側近の存在価値を再確認すると同時に、経営委員会が担うべき本来の役割を定義し、両者の活用法を解説する。
Source: ハーバード
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CEOの意思決定の真実 – バックナンバー
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