人事とブランドマーケティングの融合： AI 時代におけるエンプロイヤーブランディングの新潮流

HRとマーケティングは伝統的に独立した部門で運用され、人事は雇用、コンプライアンス、従業員の厚生などの責任に特化する一方で、マーケティングはブランドのプロモーションや顧客とのエンゲージメントなどに取り組んでいた。
しかし、求人市場の競合が激しくなり、エンプロイヤーブランディングが台頭してきたことから、双方の密接な連携が必要になってきた。企業が従業員を最高のブランドアンバサダーとみなすようになっているなかで、これは社内と社外の両方で一貫した戦略的なメッセージングを必要とするものだ。
「実際のところ、マーケティングは組織全体を結びつける存在だ」と、最近ワークヒューマン（Workhuman）のCMOに任命されたリチャード・マクラクラン氏は語る。ワークヒューマンは、組織がカルチャーを作り上げ改良するため役立つ、クラウドベースのソフトウェアソリューションを提供している。
CMOの役割とその変遷
CMOについては一般に、単なるマーケティングに留まらず、企業の総合的なビジネス戦略に不可欠な役割があるという、より広い理解がされていると、同氏は考えている。
マーケティング部門の重要性は明らかにもかかわらず、CMOは近年においてある意味絶滅の危機にあり、企業でのこの役職の任期はこの10年でもっとも短くなっている。
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