近年の世界的なコモディティ商品の価格上昇により、グローバル企業はアフリカに対して熱い目を向けるようになった。しかし、北アフリカ諸国の政情不安や未整備なインフラ、有能な人材の不足、貧困や飢饉など、二の足を踏ませる要素も多い。「本当にアフリカの時代は到来したのか」というビジネス・リーダーの疑問に答えるべく、マッキンゼー・アンド・カンパニーでは細かい調査を実施した。それによれば、アフリカは着実な成長を続けており、また経済の成長に伴って可処分所得も増加しているため、特に消費者を対象とする企業には大きなチャンスがあるという。とはいえアフリカ進出のリスクを抑えるため、筆者たちはアフリカ諸国を経済の発展段階によって4つに分類し、それぞれに見合った参入戦略を練ることを勧める。アフリカの消費者をよく知ること、人材不足を補うための方法、また突発的な出来事への対応法を準備しておくことなど、アフリカ進出のポイントを論じる。
Source: ハーバード
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