先日、ある製薬会社を退職された方々とお会いする機会がありました。その中で様々な示唆に富んだお話をお聞きしましたので、あくまでも他社事例からの一般論ですがお話ししたいと思います。製薬業界では、タンパク質を標的とした従来型の低分子創薬プロジェクトは、かなりの確率で失敗すると言われています。タンパク質の標的部位は非常に限られており、一度プロジェクトが失敗すると同じタンパク質に対して再挑戦することが困難です。すなわち多くのプロジェクトでは、「中断する」という判断の方が正しい確率が高くなります。ここでもし、プロジェクトの失敗を厳しく評価する制度が会社に存在すると、社員は失敗を避けるためプロジェクトに関わることを避けるようになります。その結果、自社では創薬研究を行わないという風潮が生まれかねません。VISの新しい人事評価制度続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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