経営資源には限りがある。環境が変わり、当初立てた戦略が通用するとは限らない。そもそも従業員のベクトルが一致しなければ雲散霧消する。にもかかわらず、戦略実行に当たっては、なぜか「すべて実現できる」との思い込みにとらわれがちだ。そのままでは、早晩、詰めの甘さが露呈することになるだろう。とはいえ、戦略の短所をあぶり出す特効薬はない。新たなデータ、暗黙の前提、難しい選択、行動プランについて、周囲を巻き込んで顔を突き合わせての議論を重ねる以外、成功への道はない。そこで本稿では、戦略の有効性を精査する際に欠かせない、本質的な「7つの問い」を紹介する。この7つの問いに、明快かつ一貫性のある答えを出せて初めて、自信を持って戦略が軌道に乗ったと言える。
Source: ハーバード
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