気候変動リスクを経営戦略の中へ Gaia Visionの挑戦
ビジネスにおけるサステナビリティを考えるとき、自然災害リスクを経営戦略に織り込むことが世界的な潮流となっています。地震や豪雨が多発する日本にあっても、その重要性は論をまちません。
激甚化する気候変動のリスクに企業はどのように向き合うべきか。リスク評価を可能にする最新の技術とは。気候変動による災害リスクの分析サービスを企業などに提供するスタートアップ「Gaia Vision」の北祐樹氏と出本哲氏に、電通 サステナビリティコンサルティング室の有馬昂志氏が聞きました。
※本記事は、Transformation SHOWCASE掲載の記事をもとに再編集しています。
東京大学発のスタートアップ
有馬:近年、台風や豪雨、それによる洪水、猛暑といった気象災害や異常気象に実際に遭遇したり、ニュースなどで見聞きしたりする機会が増えています。Gaia Visionは、気候変動による自然災害リスクを軽減するために、最先端のテクノロジーを活用したソリューションを提供しているということで、今注目のスタートアップ企業ではないかと思います。まずは、Gaia Visionの具体的な事業内容や研究開発をされている技術について、教えていただけますか。
出本:私たちは東京大学発のスタートアップで、気候変動・洪水シミュレーション技術を用いたリスク分析プ
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