ビジネスにおいて最も社交の要素が強いのは営業活動だろう。そこに、ソーシャル・メディアが活かせると考えるのは、理にかなっている。しかし、十分な成果に結びつけている組織はほとんどない。営業担当者の多くはソーシャル・メディアに魅力を感じており、見込み客を獲得し絞り込む営業サイクルの初期段階、そして成約後に顧客との関係を維持する際に有用であることを理解している。さらに会社から適切な研修や方針が提供されれば、営業担当者のソーシャル・メディア活用に役立つことだろう。ソーシャル・メディアの活用においてやっかいなのは、広報上や法律上の問題ではなく、エチケットの問題、バラバラな文体、一貫性の欠如である。そして何より、自社の顧客がソーシャル・メディアを利用してリンクしたり、シェアしたり、ツイートしている以上、競合他社がソーシャル・メディアを営業に活用するのを傍観することが最大のリスクである。
Source: ハーバード
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