「あくどい経営者」による犯罪が明らかになりました。そもそも、大半の介護・障害者福祉においては、「あくどいほうが儲かる」という絶対の法則があります。なぜか?それは、決まったサービスに対する対価が法定で決められており、付加価値に対して自分たちで値決めをすることができないためです。原価率の高いおいしい食事を提供する、教育研修で接客のレベルを上げる、適切な自立支援で本人が自立状態になる、これらは全て収益を下げる方向に働きます。それでも、本当に良い施設はそれらを自主的にやっているのです。もちろん、高齢者・障害者にある程度の選択肢がある状態であれば、長期的に見れば、評判の良いところはある程度繁盛し、評判の悪いところはある程度淘汰されるでしょう。でも、地域や福祉対象者の状態によっては、「ほかに選択肢がない」ということはよくあるのです。例えば、身寄りのない生活保護のお年寄りの場合は、そういう問題が起きやすくなります。生活保護費は施設が全て取り、本人には必要な食事、ケア、医療などを受けさせないという「貧困ビジネス」の出来上がりです。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
コメント