リスク管理というと、規則を多数設けて、それを遵守させればよいとする考え方が多い。内部リスクはそれで対応できるが、戦略的リスクと外部リスクには、オープンな議論を通してリスクの発見や影響の緩和を検討するという、まったく異なるアプローチが必要になる。企業が見返りを求めて受け入れる戦略的リスクには、組織の事業やスタイルに合わせて、独立の専門家、調整役、内部専門家を活用し、全社的なリスク管理や監視プロセスを導入するとよい。企業のコントロールが及ばない外部リスクには、ストレス・テスト、シナリオ・プランニング、ウォー・ゲームなどの分析ツールを活用し、潜在的なリスクの発見と影響の最小化に努めるべきである。脅威や失敗に着目するリスク管理は、個人や組織のバイアスとは相入れない性格を持っている。しかし、経営者は直面する複数のリスクを体系的に考え、それぞれに適切なプロセスを導入し、効率的に管理しなくてはならない。
Source: ハーバード
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リスク管理のフレームワーク – バックナンバー
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