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「ジャパノミクス」って、なんどいや?(1)~(14)

第1講 「邯鄲の夢」「なんどいや?」は、私が通っていた学校で飛び交っていた方言で、関西弁の一種ですが厳密には播州弁です。これを私が育った河内弁で言うと「なんでんねん?」、あるいは「なんなん?」。私が今住んでいる横浜では「なんでございますか?」という意味です。で、「ジャパノミクス」というのはなんどいや? ということですが、まずは「邯鄲の夢」のお話から始めたいと思います。「邯鄲の夢」とは、唐の小説「枕中記」の故事の一つで、これをネタに芥川龍之介が短編小説に仕上げているので、読まれた方も多いと思います。言葉自体は、人の栄枯盛衰が所詮夢に過ぎない、儚いもののたとえとして使われてきました。さて、1980年代に日本は高度経済成長を遂げてアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国となり、未来の「産業のコメ」といわれた半導体産業で圧倒的な世界シェアを持ち、強くなった円(つまり円高)は、いずれドルにつぐ国際通貨となって、東京が世界の金融センターになることを人びとは疑っていませんでした。そんな時代に育った私は、今になってそんな時代もあったことを思い出し、ふとこの故事を連想してしまうのです。日本経済は、ニクソンショック(ドルの金兌換停止、1ドル=360円の固定相場制の廃止)やオイルショック(石油産油国による原油価格の引き上げ)などで、1970年までの年率10%もの高度経済成長はさすがに減速しましたが、持ち前の勤

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