CMと映画、2つの世界で求められるエネルギーの違い。岸井ゆきの×阿部広太郎
企画、キャスティング、撮影、編集……たくさんの人の力をつないで完成を目指していく広告。
スタートからゴールに向かうまで、どんな気持ちで取り組んでいるのか?そこにはどんなドラマがあるのか?広告に託した思いをもっと知りたいという一心で、出演者の方や、つくり手の方に、コピーライターの阿部広太郎氏がお話を伺っていく、電通キャスティングアンドエンタテインメント発の連載企画「広告のtasuki」。
今回は俳優として活躍する岸井ゆきのさんにご登場いただき、広告に対する思いを前後編に分けてお送りします。
説得力のある表現はどこから生まれるのか?
阿部:さっそく伺いたいのですが、岸井さんはCMに出演する時はどんな準備をされますか?
岸井:まずは製品のことを徹底的に調べますね。分からないまま進んでいくのはどうしても納得がいかない性格なんです。なので、知らないことがあれば必ず聞いたり、調べたりします。
阿部:おお!たとえば、ご出演されている「ネスカフェ」のCMの時はどうでした?
岸井:コーヒーに関するサステナブルな取り組みについて詳しく調べました。コーヒー豆の栽培から輸送、焙煎、パッケージングまでのプロセスを理解することで、環境や社会への影響を考えるきっかけになりましたし、そうすることで自分なりの言葉で魅力を伝えやすく
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