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パソコン上では何でもできてしまうので、スタンプとしては無味乾燥なものになりがちです。そこで、スタンプ独特のかすれ具合だったり、アナログ的な部分でスタンプへの愛着を設計していきました。


2023年10月23日掲載
デジタル版スタンプで鉄道にもう一度出会う 「MY JAPAN RAILWAY」




鉄道開業150年を機に、移動の喜びや駅への愛着を今一度感じてもらうためのキャンペーン「MY JAPAN RAILWAY」。そのデジタル版スタンプの開発秘話を、電通のアートディレクター・加藤寛之氏はそう明かす。スマホ内サイトに押すことのできる、駅ごとに異なるスタンプは、昔ながらの駅スタンプのように押し方によってかすれ具合が変わる工夫がされている。デジタルなのに温もりがあると話題になった。何でもできるデジタル時代。それゆえに失われるものもある。デジタル化の波の陰でこぼれ落ちていくものを、新たな価値として再生することもまた、クリエイティビティである。キャンペーンは世界的に評価され、2023年の「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」でインダストリー・クラフト部門のグランプリに輝いた。



Source: 電通

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