贈与経済という言葉をどこかで聞いた気がする。通常というか今まで、モノやサービスは売買されてきた。しかしそれが相手に見返り、すなわちお金を求めずに提供する経済が存在するのではという話である。贈与経済というからには、それで経済が成立するのではないかという話のもと進んでいく。まず身近に思いつくのは、バレンタインデーや誕生日プレゼントを筆頭とするプレゼントである。本来は見返りを求めない贈与の意味合いを持っているはずだが、バレンタインデーは3倍返しが当たり前になっているし、誕生日は返さないと人手なしと扱われる。しかし普通の商売とは違い、金銭を介するわけでもその時にモノやサービスを要求されるわけでもない。これは贈与経済の一種と言えるだろう。実際問題、贈与というには相手からの見返りを期待するケースが多いが、期待して求めていないというところに実態があるのだろう。贈与における経済とはプレゼントを渡す文化やお土産等の文化が元になっていると思われる。確かに通常自分では買わないものを購入して、人に渡すことによって経済が回るのだから面白い。しかも返報性の原理もあって先に渡せば、リターンは渡したものよりも大きいことが多いため、投資的な意味合いでも贈り物をする理由になる。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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