ビッグデータを活用しようと、ITシステムに大型投資を行い、データ・サイエンティストを雇用したにもかかわらず、それに見合う成果を得られずにいる企業が多い。その原因は、ERPやCRMシステムなどの導入プロジェクトと同じ要領で、計画通りにITをデプロイメント(配備・展開)するのだが、その先のデータ活用にまで考えが及んでいないことにある。重要なのは、収集した膨大なデータから有益な情報を引き出すことだ。それには、小規模で短期的なプロジェクトにより、従業員が組織のデータと自分の知見を活用し、仮説検証を繰り返しながら理解を深め、オペレーションや戦略の改善に取り組める環境を整備すべきである。本稿では、多様な業界の50以上の国際的組織を対象とした調査結果を踏まえて、組織的にデータを活用するための5つのガイドラインを紹介する。
Source: ハーバード
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