病院での診察や治療は、患者対医者の一対一で行われるのが普通だが、アメリカのある大学病院で導入された診療方法は、90分の間に医師1人に対して10人程度の患者を診る集団診療である。この方式は診療の生産性が上がるのはもちろん、他の患者の経験や知識が共有できるなどの点でサービスの価値が高まり、患者の満足度も高い。このようにサービスを再定義し、提供方法を見直すことで、大きな成果が上げられることがある。本稿では、このようなイノベーションの機会を発見するために必要な4つの観点を、医療業界や金融業界の事例を挙げながら解説する。
Source: ハーバード
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