新興国の企業のなかには、急成長を遂げたものの、業界の成熟に伴い急激に失速するケースがある。これは新興国企業が、成功を追求するあまり、急成長する市場以外で収益を確保できる基盤を築いておらず、品質やイノベーション、ブランド構築にノウハウを持たないことが多いからだ。BYDが2010年をピークにつまずいたのも、こうした点に理由がある。新興国企業が着実に成長し、世界の一流企業へと発展していくために必要なのは、発展段階に応じて能力を開発・獲得していくことである。長城汽車などの成功例を引きながら解説する。
Source: ハーバード
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