日本は「失われた30年」で何を失っていたか(2024.5.17)
【今日のコメンテーター抜粋】 :森田さん、:さん【今日のモーサテの雰囲気(個人的感想です)】 15日に発表されたアメリカの4月のCPI伸び鈍化のニュースを受けて、市場ではインフレ再燃懸念が後退したことで株価が上昇。今日のモーサテでは来日したJPモルガンアセットマネジメントの幹部へのインタビュー紹介コーナーで「インフレはようやく落ち着く兆しもみせており、FRBは9月と12月に利下げするであろう」という発言が出ている(これまで何度も期待を裏切られたが、今回は雇用の数字も落ち着いているから実施できるであろう、と)。 このように、数週間前とはガラリと変わって、アメリカ経済は緩やかに利下げ(景気後退)しつつ、消費は底堅い、いわゆる「ソフトランディング」できるという雰囲気に包まれていた。【❝普通の経済❞へ戻る道すじ】 森田さんの解説。 日本経済について、よく『失われた30年』と言われるが、何を失っていたのか、といえば、「値上げ・賃上げ・利上げ」の3つであり、もしこの3つが定着できればようやく❝普通の経済❞に戻ったといえる。 今の日本はその足がかりを得たところであり、今後、3つの上げが定着するかどうかが重要である。定着させるために必要なのは主に2つあり、①日本企業がヒトへの依存度を適切に下げれらるか、②労働生産性の持続的引上げに成功するか、である。 まず①については既に動きがみられており、ソ
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