デジタル市場で人目を引くのは難しくなる一方だ。そこで、キャッシュバック特典のアプリを展開するアイボッタ(Ibotta)は、対面のアクティベーションを活用して買い物客の関心を掴むことにした。
GoogleによるサードパーティCookieの段階的廃止とデジタル空間を埋め尽くす広告主の狭間で、パフォーマンスマーケターはさまざまな変化への対応を迫られている。アイボッタを含むこの種のマーケターにとって、それはしばしばマーケティングミックスの再編成を意味する。従来どおりただひたすらパフォーマンスマーケティングに注力するのではなく、ブランド構築のためのチャネルにも目配りすることが求められるのだ。
アイボッタのリチャード・ドナヒューCMOは、「事業環境は厳しくなり、消費者へのリーチも難しくなっている」としたうえで、「ブランドのリーチを広げること、自社の影響力を強めることの必要性を痛感している」と話す。
パフォーマンス「だけ」からの脱却
このほど、アイボッタは同社初のAR(拡張現実)体験を公開するとともに、ニューヨーク、シカゴ、デンバーでインタラクティブなインスタレーションアートを展開した。この施策にはTikTokのインフルエンサーによるアクティベーションも含まれ、全国的なリーチの確保に貢献している。続きを読む
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