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パブリッシャー の広告事業、2023年は概ね「よかった」。その要因を振り返る

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2023年の第4四半期(4Q)は、米国のパブリッシャーにとってそれほど悪いものではなかった。それどころか、過ぎ去ってみれば昨年末の3カ月は、デジタルパブリッシャーの広告事業にとっておおむね「安定成長」の時期だったと、広告運用プラットフォームのブースター(Boostr)の2023年第4四半期メディア広告売上トレンドリポートはまとめた。
同リポートは、米国に拠点をおく100以上のデジタルメディア企業を対象とした調査に基づく。
2022年の激減とは対照的な成長
ブースターの創業者兼CEO、パトリック・オリアリー氏はDIGIDAYの取材に対し、パブリッシャーは安定期に回帰しつつあり、4Qの広告売上の平均成長率は4%だったと述べた。直前のQ2、Q3と比べて横ばいで、2022年の1年間に起こった激減とは対照的だ。
グラフはブースターの2023年第4四半期メディア広告売上トレンドリポートより
この平均値は、ドットダッシュ・メレディス(Dotdash Meredith)によるデジタル広告ビジネスに関する報告書の数値とほぼ一致しており、こちらでは4Qの成長率は前年比3.7%増だった。ただし、ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)、ガネット(Gannett)、ダウ・ジョーンズの2023年度収支報告は、このように良好とはいえなかった。
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