ジェネレーティブAIが進化を続けるなか、マーケターは選択を迫られている。マーケティングおよび広告にAIを使うのは、自身のブランドにとって意味があるのか? もしあるのなら、どのように使うべきなのか?
そうした目的でのAI使用は言うまでもなく、すべてのマーケターにとって意味があるわけではなく、それゆえ、20年目を迎えるキャンペーン「Real Beauty」で知られるビューティーブランド、ダヴ(Dove)が4月第2週、広告にAIを使用しないと宣言したことは、驚くに値しない。
AIが自分たちに必要か否か、わざわざ語る意味
「新たなテクノロジーに伴う機会と課題を乗り越えながら、我々は本当の美しさを守り、賞賛し、支持することを続ける」と、ダヴのCMO、アレッサンドロ・マンフレディ氏は、同ブランドがこの宣言を発表したプレスリリースで語っている(ダヴの広報によれば、マンフレディ氏も他のダヴ幹部も取材には応じられない、とのことだった)。
「我々が行なうコミュニケーションにAIを一切使用しないとする宣言は、一歩に過ぎない。すべての女性および少女にとって、『美』が不安ではなく幸福の源になるまで、我々は歩みを止めない」と、マンフレディ氏は言い添えている。
ビューティ界の超大手、ダヴによるこの立場表明は理に適ったものであり、彼らが以前、広告へのフォトショップ使用に異を唱えた姿勢と同様のものだと、エージェンシ
コメント