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ヤマト運輸の「空飛ぶ宅急便」、JALと協業し4空港で就航


ヤマトホールディングス(HD)は日本航空(JAL)と協業し、貨物専用機(フレイター)を導入、運行を4月11日から始めた。
旅客機の役目を終えた飛行機を貨物輸送専用の機体(フレイター)に改修。持続可能で強靭な物流ネットワーク構築に向けて、“空飛ぶ宅急便”として運航する。

就航するヤマトHDのフレイター

これまで長距離輸送を担ってきたトラック、鉄道、フェリー、旅客機床下貨物スペースに、フレイターを新たに追加。フレイターの強みを生かしたスピード輸送など、新たな輸送スキームを構築し、持続可能な物流を提供していく。フレイターの運行はJALの連結子会社で格安航空会社のスプリング・ジャパンが担う。
フレイターが就航するのは、成田空港、新千歳空港、北九州空港、那覇空港の4空港で、導入したフレイターは合計3機。1機当たりの最大積載量は28トン(10トン車の約5~6台分)。
ヤマトHDがフレイターの導入を検討したのは2019年。物流業務を担う人材不足やトラックドライバーの年間残業時間に上限規制が設定されることから、トラック輸送を鉄道やフェリーなど他の輸送手段に切り替えるモーダルシフトを推進してきた。
また近年、全国各地で発生する大雨や大雪、地震などの自然災害による物流網寸断リスクへの対応から、フレイターの導入を検討してきた。
JALグループも、長期的な人口減少による国内路線の

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