ライアットゲームズ(Riot Games)は、会社の起源を超越してエンターテインメントの巨人になろうと何年も費やしてきたが、今年はその野心を縮小し、中核であるゲーム製品に力を入れようとしている。
当初は少なくとも、そのマインドセットは規模に後押しされていた。Covid-19をきっかけに火がついた世界的なゲーミングの活動や、人気のファーストパーソンシューティングゲーム「VALORANT(ヴァロラント)」のリリースなどにより、ライアットゲームズのユーザーベースは2020年に大幅に拡大した。
「VALORANT」は、ファンに人気の「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」に続くライアットの2番目のメジャーeスポーツだ。
コロナ以降縮小したゲーム市場
この成長で自信を深めたライアットのリーダーたちは、ライアットの知的財産をバネにゲーム会社からディズニー(Disney)的なカルチャーとエンターテインメントの巨大企業へと変貌を遂げるというミッションに乗り出した。だがニューズー(Newzoo)の年次報告書によると、2022年末にはゲーミング活動は下火となり、世界のゲーム売上高は前年比で100億ドル(約1.5兆円)近く縮小した。その結果、ライアットが抱いていた夢は挫折し、企業として長期的な目標を達成すべく、ゲームパブリッシングに再び注力することが不可欠となった。
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