「ポッドキャストのリスナーを増やし、人々が新番組を発見できるようにするためニューヨーク・タイムズ(The New York Times)はYouTubeや自社オーディオアプリにおける画像や動画の制作を試験的に実施している」と、同社のビジネス部門VPでオーディエンスグロース/オーディオ部門トップ、ニーナ・ラサーム氏は話した。
3月27日、コロラド州ベイルで開催されたDIGIDAY PUBLISHING SUMMITの壇上で、ラサーム氏は新規リスナーの獲得という、ポッドキャスターたちが長年直面する課題について言及した。同紙はそうした課題に、ネットワーク内の人気番組における音声広告での販促のほか、同紙の主力ニュースアプリを通じた番組の宣伝、AppleやSpotify、YouTubにおける画像/動画などのビジュアルアセットをより積極的に利用する、といった戦略で臨んでいるという。
視覚的に豊かにする新戦略を展開
同紙は現在、たとえば、複数のオーディオプラットフォームや自社オーディオアプリ上で、ポッドキャストアートをエピソードごとに変える試みを実施している。同社の番組「The Daily(ザ・デイリー)」では、エピソードごとに同じロゴを使うのではなく、各トピックに関連するグラフィックや写真を利用し、それを新規リスナーの獲得に繋げるのが狙いだ。
ラサーム氏は、「視覚的により興味深いものが
ニューヨーク・タイムズ によるポッドキャスト リスナー増加戦略。YouTube活用からニュースとの融合まで
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