スウェーデンで見つけた 女性のための学校と性を科学する大学院
前回の記事「性を隠す日本と、性を語るスウェーデン。」では、性、あるいはジェンダーに関して、性別、年齢、国籍や障がいの有無にかかわらず誰でもオープンに、カジュアルに相談できる場所があることをご紹介しました。
今回は「教育機関」という視点から、二つの場所をご紹介します。一つは、社会的に不利な立場に置かれがちな女性(移民やトランスジェンダー女性、ノンバイナリーも含む)のための学校。もう一つは、マルメ大学にある、まさに世界最先端のセクソロジー(性科学)に関する研究センターです。
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あらゆる女性をエンパワーメントし続ける教育機関
【ウィメン・フォーク・カレッジ】
ウィメン・フォーク・カレッジ(Kvinnofolkhögskolan)は、ヨーテボリ市中心部にあります。幅広い年齢の女性、トランスジェンダー女性、ノンバイナリーなど、社会的に不利な立場に置かれやすい女性が、さまざまな背景、目標を持って勉強しています。初等・中等学校レベル(日本の高校くらいまで)のコースと、フェミニズム研究に焦点を当てたコースがありますが、どのコースの授業にも共通しているのは、ジェンダーの平等の視点からも検証し、学びあう姿勢を持っているということです。
この学校の重要な目標は、さまざまな背景を持つ女性が、社会
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