ステークホルダー資本主義の手引き – バックナンバー

企業の取締役会や経営幹部は「ステークホルダー資本主義」への転換を迫られている。従来の株主第一主義に代えて、企業のガバナンスに「マルチステークホルダー」のアプローチを採用すべきだというプレッシャーは高まるばかりだ。しかし、この新たなイデオロギーの理解のされ方がさまざまに異なることから、企業の内外で多くの混乱や対立が生じている。そこで筆者が提唱するのが、ステークホルダーの利益に対するコミットメントのレベル、その根底にある論拠によってステークホルダー資本主義を4つのタイプに分類することである。本稿では、企業のリーダーが自社の採用するアプローチを理解する一助となるべく、それぞれのタイプの定義と課題を概説する。
Source: ハーバード

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