私が2023年7月、上梓した『太平洋戦争の真実 そのとき、そこにいた人は何を語ったか』(講談社ビーシー/講談社)は、これまで約30年、500名以上におよぶ戦争体験者や遺族をインタビューしてきたなかで、特に印象に残っている25の言葉を拾い集め、その言葉にまつわるエピソードを書き記した1冊である。日本人が体験した未曽有の戦争の時代をくぐり抜けた彼ら、彼女たちはなにを語ったか。今回は、ページ数の都合で掲載できなかったエピソードのなかから、戦艦「武蔵」「大和」、空母「信濃」と、日本海軍の三大巨艦の最期を見届けた海軍士官の回想である。
Source: 現代ビジネス
コメント