アマゾン、生成AI企業アンソロピックに4200億円の追加投資

米アマゾン・ドット・コムは2024年3月27日、生成AI（人工知能）スタートアップの米アンソロピック（Anthropic）に27億5000万ドル（約4200億円）を追加投資すると発表した。これにより、アマゾンのアンソロピックへの総投資額は40億ドル（約6000億円）に達した[1][4]。アンソロピックは2021年にオープンAI出身の兄妹によって設立された企業で、ChatGPTのライバルとなる対話型AI「Claude」の開発で注目を集めている。同社は安全性と信頼性の高いAIの開発を目指しており、「憲法AI」と呼ばれる独自の技術を用いている[3][6]。アマゾンは2023年9月にアンソロピックと提携し、12億5000万ドルを出資。今回の追加出資により、両社の連携はさらに深まることになる。アンソロピックはアマゾン・ウェブ・サービス（AWS）のクラウドインフラやAI用半導体を活用し、アマゾンはアンソロピックの技術をAWSの顧客向けサービスに組み込んでいく方針だ[1][11]。一方、アンソロピックはグーグルからも最大20億ドルの出資を受けることが報じられており、複数のクラウド大手と提携する戦略を取っている[5]。これはオープンAIがマイクロソフトと独占的な関係を築いているのとは対照的だ。アマゾンにとって、アンソロピックへの大型出資は、マイクロソフトやグーグルが先行する生成AI分野での巻き返し

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