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覇権の衰退

紙幣、つまり紙のカネ、はなぜ通用するのか? 皆がそれを別の商品の代わりとして受け取るから、私もそれを受け取り、それで払う、というのは少し安易な説明である。紙幣は、価値を維持するために行われるさまざまなサービスの結晶として価値を保つのでないか? 財政規律を守って過剰な通貨供給をしないことは、そうしたサービスの一つである。金融当局による金利の目標設定もそうである。政府自体が収税や調達に関わる巨大な経済主体であるという理由もある。印刷局と造幣局による偽造防止などの品質管理は言うまでもない。これほど国家が丹精込めて作り上げた商品はほかにない。もう一つ、重要なサービスを忘れてならない。それは他通貨との為替管理である。1970年代、金ドル本位制という一種の固定相場制が崩壊し、変動相場制に移行した。ファンダメンタルズ、または基礎的諸条件、が異なる諸国家の通貨が市場メカニズムに従って交換されるようになった。市場メカニズムに任されているといっても、政策金利の調整を含めて、今でも、多大な努力が払われている。以上のことをアメリカ合衆国の苦労という観点から眺めるのが今回のテーマである。すなわち、1960年代以降、アメリカ合衆国は経常収支の赤字を拡大させないため、いかなる対策をとってきたか説明しなさい、がそれである。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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