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学びあうオープンイノベーション(1)

 2024年3月に日本経済新聞出版より「学びあうオープンイノベーション ~新しいビジネスを導く“テクノロジー・コラボ術”~」を上梓しました。 このnoteでは、この本で書かれた内容について、本文中には書かれなかった背景にあるものや、本題から外れるため書かなかった考察結果について解説します。本書と一緒に読むことで楽しんで頂ければと思います。 まず初めに、本書の冒頭で登場するのは、2003年にアメリカの経営学者であるヘンリー・チェスブロウ氏が提唱したオープンイノベーション(※1)の考え方です。それは「研究開発を全て自社内で行う企業は、製品の市場投入までに時間がかかる。その一方で、自社と外部の知識を組み合わせて活用できる企業は、製品をより早く市場投入でき、結果を出していた」というものです。 そして本文の最初に登場するのが、チェスブロウ氏が提唱した通りの結果となった三菱スペースジェット(旧MRJ)の開発中止・事業撤退の事例です。この三菱スペースジェットの事業撤退にある要因は米国で型式証明を取得できなかったためなのですが、これを米国で型式証明を取得できたホンダジェットとの比較という形で考察しています。 チェスブロウ氏が唱えた前半の「研究開発を全て自社内で行う企業は、製品の市場投入までに時間がかかる」の通りとなったのが三菱スペースジェットのケースで、後半の「自社と外部の知識を組み合わせて活用で

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