かなり好調に推移している2024年第1四半期の最中、いくつかのパブリッシャーが2023年第4四半期の決算報告を発表した。その内容をみると、この業界の広告収益が回復傾向にあるようにみえるのは、2023年の実績における低い水準をもとにしているからだと気づかされる。
2024年2月、ガネット（Gannett）、IAC、ニューズ・コーポレーション（News Corp）、ニューヨーク・タイムズ（The New York Times）が、2023年第4四半期および通期決算を発表した。まずはこれらのメディア企業4社の2023年最終四半期における業績とともに、通年の業績についてもみることにしよう。
なお、BuzzFeedの第4四半期決算は未発表だが、2月21日に発表されたエンタメ系メディア、コンプレックス（Complex）の売却に関するプレスリリースには、同社の業績に関する情報も一部含まれていた。BuzzFeedの第4四半期と2023年度通期決算方向は、3月25日に発表される。
各企業を数字でみると、以下のようになる。
BuzzFeed：BuzzFeedの第4四半期の総収益は、継続事業による収益が7300万ドルから7800万ドル（約109億5000万円から約117億円）、非継続事業による収益が1400万ドルから1800万ドル（約21億円から約27億円）と見込まれている。これは2023年11月2日
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パブリッシャー の2024年第1四半期は2023年と比べれば好調？
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