2023年1月にオープンしたANAの仮想モールが堅調に成長している。売れ筋、顧客単価、今後の戦略など、モールの動向を詳細にわたり責任者が語る
ANAグループが昨年1月末に開設した仮想モールの「ANA Mall」が1周年を迎えた。同モールの運営を手がけるANA Xによると、この2月で出店者数が100店舗を突破。マイルを起点とした顧客の囲い込み施策も実を結びつつあり、順調に事業拡大が続いているという。この1年間の振り返りとともに、今後の打ち手についてANA Xで同モールの責任者を務める三﨑経信チームリーダーに聞いた。
ANA X「ANA Mall」責任者の三﨑経信チームリーダー
モール内出店数、100店舗達成
売れ筋は「高額デジタルデバイス」「食品関連」
――モール開設から1年が経過した。
まずは2023年度目標だった出店者数100店舗を2月で達成したというところが大きい。流通額自体もかなり伸びていて、第1四半期から第3四半期までの伸び率で見ると、340%ぐらい伸長した。直近では、10月から1月にかけて160%という伸びになった。数字がかなり堅調に伸びている。
――売れ筋商品は。
AppleさんやECカレンツさんなどの高額なデバイス関連や家電などがある。販売件数としては食品関連も多い。とりわけ、第3四半期は年末年始需要のところで、海鮮系でカニなどの販売が好調
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