ファンタがZ世代に向けてリブランディング。いま「世界中の消費者が共有できるひとつのブランド」を目指す理由

大手マーケターがブランドの刷新にますます時間をかけるようになっている。
米DIGIDAYが以前報じたように、ブランド構築の提案依頼が相次いでいることからもこの傾向は明らかだ。2023年には、ファンタ（Fanta）のマーケターもその仲間入りをした。清涼飲料水ブランドの同社は、Z世代を中心とした若い消費者にアピールするため、ブランドイメージだけでなく製品そのものを今の時代に合わせようとしている。
ブランドの刷新は、コカ・コーラ（Coca-Cola）傘下のファンタにとって、今日のZ世代へのアピールを目指した取り組みのひとつに過ぎないと、北米担当ブランドマネージャーのデーン・キャリス氏はいう。
同氏によれば、ファンタはこの取り組みを通じて、グローバルで統一感を高めようとしている。国や地域によって、同ブランドに対する印象が異なるからだ。さらにキャリス氏は、リアルタイムマーケティングとTikTok（ティックトック）のトレンドに対するファンタのアプローチ、GoogleによるサードパーティCookie無効化への対処、そしてマーケターがブランドのコントロールをある程度「手放す」必要性についても詳しく語ってくれた。
なお、以下のインタビューの内容には、論旨を明確にするために、若干の編集が加えられている。
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――リブランディングの理由と、それがファンタにもたらすメリットは？
リブランディングは

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