多額のお金を使う顧客を獲得したいと考える百貨店が、ますます増えている。
百貨店チェーンのディラーズ(Dillard’s)は2月16日、オンラインおよび一部の店舗での販売を予定している4つのラグジュアリーデザイナーブランドによる商品をフィーチャーした新しいコンセプト、コテリーショップ(The Coterie Shop)を発表した。大手百貨店のメイシーズ(Macy’s)は、美容品小売チェーンのブルーマーキュリー(Bluemercury)を含む高級美容品事業を強化するために、昨年12月にマイアミ店でラグジュアリービューティーコンセプトをローンチした。一方、百貨店チェーンのサックスフィフスアベニュー(Saks Fifth Avenue)は、プライベートショッピングやスタイリングサービスを提供する体験型店舗をビバリーヒルズにオープンした。
何年ものあいだ、百貨店は高級志向の買い物客がめざすショッピングの目的地になろうとしてきた。しかし、経済問題の影響を受けにくい高級志向の顧客を獲得することは、今はかつてないほどに重要になっている。米国商務省によると、1月の小売売上高は前の月に比べて0.8%減少し、高金利などの財政上の制約が買い物客の消費習慣に影響を与えていることを示している。
ジョージタウン大学(Georgetown University)でマーケティングと国際ビジネスを専門とする名誉教授チ
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