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資本主義が環境破壊を助長する理由

今年のはじめ、久しぶりに海外出張の機会がありました。海外出張ですから国際線に搭乗したしたわけですが、改めて、エコノミークラスとビジネスクラスの格差に愕然としました。ビジネスクラスは、快適なシートだけでなく、空港内のラウンジの利用権、優先的な航空機の乗り降り、優雅な機内食、客室乗務員からの手厚いサービス、預け荷物の優先返却と、搭乗前から登場後まで全てのプロセスにおいて、エコノミークラスよりも優位です。このようなVIP待遇を受けるわけですから、ビジネスクラスに搭乗するには、エコノミークラスの数倍の費用を支払う必要があることは言うまでもありません。一方で、ビジネスクラスに搭乗する人は、航空機内の多くのスペースを占有します。つまり、ビジネスクラスは一人当たりの燃料消費量がエコノミークラスの数倍になります。このように、ビジネスクラスを利用する人は、より多くのお金を出して、地球環境へより大きな負荷をかけている、ということなのです。燃料だけではありません。ビジネスクラスのシートに用意されているアメニティ、提供される機内食、全てにおいてエコノミークラスよりも環境負荷が高いのです。こうなると、エコノミークラスは「エコフレンドリークラス」と呼んだ方が良いのかもしれません。※ビジネスクラスの適当な呼び方は思いつきませんでしたさて、経済学の教科書(マンキュー経済学Ⅱ マクロ編[第3版])には、『経済学とは

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