教育現場に企業のDEI知見を生かす 水海道一高×GAP MIKKE
「DEI」という言葉を聞いたことがありますか? Diversity(多様性)、Equity(公平性・公正性)、Inclusion(包括性)の頭文字を取ったもので、昨今、企業を中心に関心が高まっています。
2023年11月20日、茨城県立水海道第一高等学校・附属中学校は、自校の教員を対象にDEIへの理解を深めるためのワークショップを、電通ダイバーシティ・ラボの協力の下に開催しました。その狙いや成果について、同校の福田崇校長と電通ダイバーシティ・ラボの岸本かほり氏、海東彩加氏に聞きました。
※インタビューは2023年12月12日に行われました。
民間企業から就任した異色の校長
──福田校長は民間企業から水海道一高・附属中の校長に就任されました。
福田: きっかけは、水海道一高・附属中が校長を公募するというニュースを目にしたことです。当時、私は電通でクリエーティブ・ディレクターをしていたのですが、教育への関心から、社内に教育関連のプロジェクトを立ち上げて活動していました。そんなタイミングでの校長公募、しかも民間企業からの出向も可能ということだったので、これは手を挙げるしかないと思い、応募しました。プレゼンテーションと面接を経て、採用に至りました。2022年度の1年間は副校長を務め、23〜25年度の3
コメント