カタログハウスが独自開発した発熱肌着「フジヒート」は、生産が追いつかないときがあるほど売れ行きが好調だ。ヒットを生んでいる商品開発と訴求方法を解説する
カタログハウスが昨秋から本格販売を始めた独自開発の発熱肌着シリーズ「フジヒート」が好調な売れ行きを見せている。
体温を吸収して遠赤外線を放射するという富士山の溶岩を粉砕し、吸湿発熱性の高いレーヨンに練り込んだ特殊な糸を使って編み上げた腹巻や靴下といった同シリーズの製品群は「暖かさが着用直後から実感でき、かつ持続する」という特徴があり、「これまでにない暖かさ」など購入者からの反応も上々。洗い替え用のリピート購入や腹巻の購入者が靴下など別商品を購入するといった動きが顕著で、本格販売から約3か月時点での売り上げは「当初の計画から上振れ。一部の製品では生産が追い付かない状況が続いている」(同社)とする。
好調な売れ行きからショーツなど来シーズンからを予定していた新商品を1月から前倒しで投入。また新聞広告の出稿など拡販策も積極化する。さらに今後は国内にとどまらず海外での販売に着手したい狙いもあるようだ。同社を支え得る主力商品となるべく開発した戦略商品である「フジヒート」の現状と今後の展開とは――。
2023年10月に発売した「フジヒート」、好調な売れ行きの舞台裏
「暖冬の影響を懸念していたが(売れ行きは)大変、好調。レビューな
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