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広がるLGBTQ+教育。生徒主体で課題を発見・探究

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昨年6月に「LGBT理解増進法(性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律)」が施行されてから、学校でのLGBTQ+に関する教育の必要性がさらに高まっている。正しい知識を伝えるための勉強会や、ジェンダーバイアスを排除するための制服の変更など、さまざまな取り組みがされているが、生徒がより自分事化するための取り組みも生まれている。

東京都練馬区にある東京都立大泉高等学校附属中学校では、3年前から生徒が社会課題と向き合い、アクションを起こすことを目的とした探究プログラムが導入されている。生徒が自ら社会課題のテーマを決めて行うもので、約100個のプロジェクトが生徒主体で取り組まれている。社会課題は、「環境」「食」「いじめ」「防災」など、幅広いテーマが設定されており、その中でも、多くの生徒が取り上げる重要なテーマのひとつが「LGBTQ+」である。

このプロジェクトの発表会が1月27日(土)に同校で行われ、電通で「LGBTQ+調査」を行っている大島 佳香氏と菅 巳友氏も聴講参加した。LGBTQ+をテーマにしたプログラムでは、カミングアウトのしやすさや、制服から感じるジェンダー課題、親との意識のズレなど、生徒が生活で感じた違和感を糸口に課題を設定。どのようにしたら解決できるかのアイデアを考え、実践、その成果や展望などが発表された。

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