LINEヤフーのショッピング事業取扱高が回復、4Qは1ケタ後半~2ケタの成長率を見込む
LINEヤフーのショッピング事業の取扱高が回復傾向にある。
「Yahoo!ショッピング」「LINEギフト」「ZOZOTOWN」「LOHACO」などによるショッピング取扱高は、2023年10-12月期(第3四半期)までに四半期ベースで5四半期連続でマイナス成長だが減少率は改善。2024年1-3月期(第4四半期)はプラス成長への転換を見込む。
ヤフーとLINEが合併する前の旧ヤフー時代の2022年、「2020年代前半に国内物販EC取扱高No.1」というeコマース取扱高に関する経営目標を変更。従来の「ポイント・販促中心」から、「グループアセットを最大限活用することに注力し、成長と収益性のバランスを両立」に変えた。ショッピングモール事業へのポイント還元投資はいったん抑制し、コストコントロールの範囲内で取扱高の成長に取り組んできた。
その影響を受け、ショッピング事業の成長率は2022年10-12月期(2023年第3四半期)に前年同期比1.4%減でマイナス成長に転じた(取扱高は4712億円)。その後、2023年1-3月期(同第4四半期)は同13.3%減の3911億円、2023年4-6月期(第1四半期)は同8.0%減の3780億円、2023年7-9月期(第2四半期)は同5.5%減の3982億円。直近の2023年10-12月期(第3四半期)は同1.0%減の4663億円と推移してきた。
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