日本人貧困化の20年がわかるインフレグラフ
内閣府はホームページで「日本経済は、1990年代半ばよりデフレの下にある。デフレは、日本経済にとって大きな足かせとなっているが、また日本経済の低迷の結果でもあり、現在の景気動向とも密接に関係している」と述べ、約30年デフレという認識を日本政府は持っているようです。本当にデフレでしょうか?冒頭の画像を見てください。これらは、国税庁の民間給与実態調査(非正規含む)による日本人の平均年収(緑色)、田中貴金属公表の金地金の年次平均価格(青色)、平均年収でその年に買えた金地金量(黄色)の各グラフです。ひと目でわかるのは、青色折れ線グラフの特に2019年からの急伸ぶりと、停止したかのような緑色折れ線グラフの平坦ぶりです。結果、黄色棒グラフは2001年来減り続けているのです。「デフレに入っていた」2000年とコロナ騒動下の一昨年2022年の黄色棒を比べてください。2000年は年収461万円で金地金4546グラムも買えましたが、2022年の年収458万円では金地金は2000年当時の7分の1以下の599グラムしか買えませんでした。「有事の金」と言いますが、トランプ政権下(2017~2021年)を除けばずっと戦争が行われています。海底火山が隆起して金を大量に噴出したとか(そうなれば急落します)、金が物理的に大量消失した(そうなれば急騰するでしょう)とか、そんな特別な事情は金の側にはありません。しかし、
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