インフレを気にしている買い物客は、カプセルピース、すなわち多用途で耐久性があり、さまざまな機会に合わせて使えるベーシックなアイテムを使い、クローゼットをシンプルにしようとしていることが、スタイリングサービスやリセールサイトのデータから明らかになった。
スティッチフィックス(Stitch Fix)の2024年のスタイル予測(2024 Style Forecast)によると、クライアントの88%は、新年に試す可能性がもっとも高いトレンドとして、ニットやベーシックトップスなどの「ワードローブビルダー(wardrobe builders)」に言及している。スティッチフィックスでは、ボタンダウンの需要が前年比21%増だった一方、ソリッドスタイルの需要は前年比で100%増加した。米モダンリテールに提供されたデータによると、ポッシュマーク(Poshmark)ではストレートレッグジーンズの注文が前年比で16%増加した。一方、TikTokでは、#capsulewardrobeというハッシュタグが付いた動画が20億回も再生され、そこではユーザーがさまざまなコーディネートを試している。
カプセルワードローブの発想は、1980年代にデザイナーのダナ・キャラン氏が昼から夜まで対応できるようにデザインされた「セブン・イージー・ピース(Seven Easy Pieces、7つの簡
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